博多織の美しさ
先日名刺を作成する機会がありました。
どんなデザインにしようかと考えていた時に、ふと頭に浮かんだ博多織の柄
そうだ!名刺に博多織のデザインを取り入れてみよう!
そこで、博多織について調べることにしました。
幼少の頃から何の気なく見ていた博多織の柄
今まで柄についてあまり深く考えたことはありませんでした。
とても素敵な柄なのですが、少し時代を感じます。
その時代を感じる部分が一周回って新しく感じるのか、それとも自分が年をとったのか?
今更ながら柄のデザインが素敵なことに気づきました。
博多織について知らなかったこと 献上柄
江戸時代 黒田長政(筑前藩主)が幕府に博多織を献上したことから献上柄と呼ばれるようになったそうです。
和柄とも少しニュアンスの違う博多織独特の献上柄
柄は4種類
①独こ(どっこ)
煩悩を打ち砕くとされる仏具
厄除け、決心
②華皿(はなざら)
仏の供養の際に花を入れる皿
供養、浄化
③親子縞(中子持)
太い縞が細い縞を挟む縞模様「親が子を守る」
慈愛、繁栄
④孝行縞 (両子持)
細い縞が太い縞を挟む縞模様「子が親を慕う」
尊敬、継承を表す
献上柄の一つ一つに意味があることを今まで知りませんでした。
ただの線に見える縞柄にもきちんと意味があり、太い線は親を表し細い線は子供を表す
親が子を守り
小が親を守る
という意味合いがあるそうです。
深い
そして
素敵だ
更に博多織献上柄の美しさや素晴らしさを感じました
古く昔から伝わり今でも存在し続けている理由はそこにあるのかもしれません。
博多織展
そんな折タイミングよく博多織のイベントが開催されていることを知り早速参加してきました!
会場には表彰された帯や博多織のできるまでの工程など展示されていました。
会場内で行われていたワークショップに参加
博多織のくるみボタンと帯締めを作りました♪
工程はどちらもあまり変わらず博多織の端切れの中から好みの柄を選び、作成していきます。
選んだ歯切れを土台のサイズよりやや大きめに切り取り上カバーに包んでボンドで土台にくっつけます。
土台につけたら輪ゴムで固定してしばらく乾かす。
しばらく経って乾いたら輪ゴムを外して完成!!
あっという間にシックで大人なブローチができました!
その後も、続けて次のワークショップに参加させていただき、くるみボタンも作りました!
どの部分の柄を切り取るか?
ここがいいなー♪
やっぱりこっちがいいかなー?
柄の位置をちょっとずらすだけで表情がガラリと変わるので、切り取る場所を選ぶのが一番楽しかった♪
親子縞と孝行縞もそれぞれくるみボタンにできて嬉しい!
満足満足
ニヤニヤしながら持って帰りました。
かわいい!
いろんな経験をして
いろんなものを作るの楽しい♪
これからも心が動いたらいろんなことに挑戦したいと思います!
それでは、最後までお付き合いいただきありがとうございました!
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