市谷の杜 本と活字館

市谷の杜本と活字館 Font

市谷の杜 本と活字館

活版印刷

ずっと行ってみたいと思っていた場所に行ってきました!

公式ホームページの館内VRの体験はしていました。が、実際目で見るのとVRで見るのとでは感じ方が違う。

活字一つ一つの文字の大きさや細かい彫りを見たり

植字見本の現物を見たり

活字をひろう文選の職人さんの動きを体感したりしながら

紙媒体への活版印刷作業がいかに細やかな仕事であるか、職人さんの技術がいかにすごいかなどなど、とても勉強になります。

見学前にVRで一通り館内展示物の説明を読んで来ていましたが、「へぇ〜」とか「ほぉ〜」とかの感嘆詞ばかりでまだまだ勉強不足でした。

面白そうだなやってみたいなとワクワクする反面、本当に細かい工程連続でものすごく大変な作業。

職人さんの技は本当にすごいなと感心を超えて尊敬のため息しか出てきません。

企画展の見学

2階では企画展が行われていて『100年くらい前の本つくり』を見学することができました。

手作業から機械作業に移っていく製本の歴史を、洋装本を解体して時代の流れを見ていくという面白い企画展でした。

『シルクスクリーン印刷でマルシェバックを作ろう!』の体験に参加(要予約)

『シルクスクリーン印刷でマルシェバックを作ろう!』の体験に参加(要予約)しました。

孔版印刷で絵柄を生地に印刷するシルクスクリーン印刷?

孔版印刷って何よ?

なんだか難しそう?

『デザインのひきだしNo45』56ページによると(←印刷 紙加工の特集号)

❇︎スクリーン印刷とは:

版に空いた孔(あな)をインクが通り、下にある印刷物に印刷される印刷手法のこと

今回の体験では、すでに製版されている(版に図案の孔ができている)版の下にマルシェバックを配置して版の上からインクをヘラで印刷物にこすり伸ばして,版の孔をインクが通りマルシェバックに印刷。

所要時間は30分

丁寧な説明をしていただけるので怖くなんかない!

4種類の版の柄や数種類から色を選び、一度試し刷りをしてから本番。

工程数も少なく、失敗しないようにコツを抑えるアドバイスをしていただけるので初心者でも安心して印刷できました!


あっという間に印刷終了!

印刷後はインクを乾かすために熱でプレスしてパタパタ乾かすこと数秒。

可愛くて実用的なマルシェバックの出来上がり!

楽しい経験ができました。

マルシェバックをつくろう!

喫茶

1階の入り口付近に喫茶もあり

抹茶ラテを注文

ラテには抹茶パウダーで『折丁』の文字

❇︎折丁(おりちょう)とは:

製本する前に印刷された紙をページ潤になる用折り畳んだもの

ラテを飲みながらB1階の休憩所で活字のベンチに座ってちょっと休憩

トイレのマークも活字になってる!

❇︎活字とは:活版印刷に用いる凸型字形型

なんだかちょこちょこ館内かわいいアイテムがあるのでキョロキョロしてしまう

館内の喫茶

ワークショップ

2階のワークショップでしおりの作成体験もできました。

テキンと呼ばれる卓上活版印刷機を使って印刷をします。

手動のローラーレバーでインクを伸ばし、インクを数回伸ばした後そのレバーを深く押し込むことで金属板の版が印刷されます。

こちらも初心者でも体験できます。

レバーを押す力加減や回数など介助してもらいながらあっという間に印刷完了!

印刷に使用された金属版はなんと大正時代のものなのだそう。

大正時代に作られたものと思えないポップな金属版のデザインがかわいい!

まとめ

アクセスは市ケ谷駅から徒歩13分ほど
思ったよりも高台にあり坂道を数分登りました。
興味のある方は、見学時間の予約が必要ですので(2022年5月現在)行く前にぜひホームページを確認してみて下さいね♪

イベントもチェック!

見学する前に、ホームページにあるVRを見てから行くと理解度がもっと深まるのでおすすめです!!

 しおり(大正時代の金属版による印刷バレリーナとちんどん屋)と シルクスクリーン印刷したマルシェバック

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